シニアゴルフのメジャートーナメント大会の一つである『全英シニアオープン』にTRPX契約プロの田村尚之プロが挑戦!
サニングデール オールドC (イングランド)に同行した、TRPXクラフトマン・中山からの現地リポートをお伝えします。
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結果から申し上げます。
ダメでした・・・。
昨日から気にしていたスタート時間が「凶」と出ました。
午前中は霧雨が降っており、やや肌寒い感じでしたが風は全くの無風。
しかし、7:00のトップスタートから6時間後の13:00。
田村プロのスタート時には天候は大きく変わっておりました。
雨は上がり、気温も上昇してきましたが、風が強く、時折10mはあろうかという強風。
それでも練習場からショットの調子は悪くない。
気を引き締めなおし最悪の天候の中スタート。
1H。ティーショット、セカンド共に完璧。絵に描いたようなバーディー。イケるっ!と思った。
2H。ピン横8mほどにオン。しかし下りのはずのファーストパットが2.5mほど手前でストップ。スリーパットのボギー。
3H。練習ラウンドでは2オンしていたロングホール。
しかし今日はティーショットが風に流され右のガードバンカー。
他にも9Hではバンカーからのセカンドでアゴに当てるなどプロらしからぬプレーで流掴みきれません。
バーディーを取っても、すぐボギーの繰り返しでした。
それでも1アンダーで迎えた16番で悪夢がおきました。
セカンド残り100Y弱でしたが、強い向かい風。ピンが手前から27Y。グリーンの縦幅は31Y。
奥は4Yしか有余が無いことを2人で入念に確認し放たれた1打は、バーディー確実と思えるほど私には完璧に見えました。
しかし、ボールはまさかのキャリーオーバー。奥の崖下に落ちていきました。
プロも「ウソでしょ?」というような顔をしておりました。
プロがそこからグリーンに上げるまでに3打を要したときには夢を見ているかのような感覚でした。ダブルボギー。
昔、某シード選手が「ダボは取り返すのに18Hかかるんだよ。」と私に言ったことがあります。
それでも残り2ホール、連続バーディーを取りに果敢に攻めました。
結果は1オーバー。カットラインは1アンダーのプレーオフ。
昨年の日本オープンでアダム・スコットと回った田村プロは「アダムでもこんなに苦労するんだ、と思った。」とコメントしておりましたが、田村プロでもこんなに苦労するんだと今回私は同じ感覚になりました。
結果は残念でしたが、田村プロからいろいろ学ばせていただきました。
また機会があればリベンジしたいと思います。
田村プロ、お疲れ様でした。ありがとうございました。
ホールアウトしてから5時間。まだ強風が吹き荒れてます。いつになったら止むんだろう・・・。
以上、中山レポートでした。